「猫なで声なんて、ぶりっ子みたいで恥ずかしい」 「甘えるのって、なんだか弱い人みたいで嫌だ」
もしかして、あなたもそう思っていませんか?
私は恋愛コラムニストとして、たくさんの女性から相談を受けてきました。その中で気づいたことがあるんです。
多くの女性が、「甘える」ことに対して、ものすごく抵抗を感じているということ。
「私は強くいなきゃ」「自分のことは自分でやらなきゃ」「頼るなんて情けない」
でも、ちょっと待ってください。
本当は甘えたいのに、我慢している。本当は優しくされたいのに、強がっている。そんな自分に、疲れていませんか?
今日お伝えしたいのは、「猫なで声」をテクニックとして使う方法じゃありません。
あなたの中にある「素直な気持ち」を表現していい、ということ。甘えることは弱さじゃなくて、あなたの大切な一面だということ。
この記事を読み終わる頃には、きっとあなたは「もっと素直に生きていいんだ」と思えるはずです。そして、恋愛がもっと楽しくなるはずですよ。
あなたの中にある、自然な女性らしさ
まず最初に、お伝えしたいことがあります。
「猫なで声」って、計算して出すものじゃないんです。
好きな人の前で、自然と声が柔らかくなる。甘えたい時、自然と声のトーンが上がる。これって、あなたの心が「この人に心を開いている」「この人に甘えたい」と感じている証拠なんですよ。
それを「ぶりっ子だ」「計算だ」と否定する必要なんて、全くないんです。
28歳の商社勤務の女性が、こんな話をしてくれました。
彼女は仕事ではバリバリのキャリアウーマン。いつもハキハキと話し、後輩からも頼られる存在でした。
でも、彼氏の前では、声が自然と柔らかくなる。甘えた口調になってしまう。
最初、彼女はそれを「恥ずかしい」と感じて、無理に普段と同じ話し方をしようとしていたんです。
「仕事の時みたいにしっかりしなきゃ」「甘えすぎたら、幼稚だと思われる」
でも、ある日彼氏に言われました。
「君の柔らかい声、すごく好きなんだ。仕事の時のカッコいい君も素敵だけど、俺の前で甘えてくれる君を見ると、すごく嬉しい。俺のこと、信頼してくれてるんだなって思えるから」
その言葉を聞いて、彼女は涙が出そうになったそうです。
「ああ、私、無理してたんだ。本当は甘えたかったのに、それを押し込めてた」
それから、彼女は彼の前では素直に甘えるようになりました。声も自然と柔らかくなる。それを恥ずかしいと思わずに、受け入れた。
すると、二人の関係がもっと深まったんです。彼も、もっと優しくなった。もっと彼女を大切にするようになった。
これが、「素直になる」ということの力なんですね。
猫なで声が出る時の、あなたの心の状態
では、どうして特定の人の前でだけ、声が柔らかくなるんでしょう?
それには、ちゃんと理由があるんです。そして、その理由を知ることで、あなたは自分の気持ちをもっと理解できるようになります。
一つ目は、「この人に守られたい」という気持ち。
高くて柔らかい声は、生物学的に「幼さ」や「無害さ」を表現します。つまり、「私はあなたに敵意はありません」「あなたを信頼しています」というメッセージなんですね。
そして同時に、「守ってほしい」「大切にしてほしい」という気持ちの表れでもあります。
これって、弱さじゃないんですよ。むしろ、「この人なら私を受け入れてくれる」という信頼の証なんです。
二つ目は、「特別扱いされたい」という素直な欲求。
「自分を女性として意識してほしい」「もっと優しくしてほしい」
こういう気持ち、持ってはいけないと思っていませんか?
違います。こういう気持ちを持つことは、とても自然で、とても健康的なことなんです。
好きな人に、特別扱いされたい。大切にされたい。これは、誰もが持っている、正当な欲求なんですよ。
三つ目は、「この人といると安心できる」という心の開放。
心を開いていない相手、警戒している相手には、猫なで声は絶対に出ません。
逆に言えば、猫なで声が自然と出るということは、あなたがその人を「100%安全」だと感じている証拠なんです。
これって、素敵なことじゃないですか?
あなたは、その人の前で、鎧を脱いでいる。本当の自分を見せている。それができるって、すごく幸せなことなんですよ。
「甘える」ことは、相手への贈り物
ここで、少し視点を変えてみましょう。
「甘える」ことを、あなたは「相手に迷惑をかけること」だと思っていませんか?
でも、実は違うんです。
甘えられることで、男性は「自分が必要とされている」「自分には価値がある」と感じられるんですよ。
32歳のIT企業勤務の男性が、こんな話をしてくれました。
彼の彼女は、とても自立した女性。何でも一人でできてしまう。頼られることも、甘えられることもない。
最初はそれがカッコよく見えたけど、半年経った頃、彼は不安になってきたそうです。
「俺、彼女に必要とされてるのかな」「俺がいなくても、彼女は平気なんじゃないか」
そんな時、彼女が珍しく風邪をひいて、電話で「ねえ、来れる…? 一人で寂しくて」と、か細い声で言ってきたんです。
彼は飛んで行きました。そして、弱っている彼女を看病しながら、心の中で思ったそう。
「ああ、俺、必要とされてるんだ。彼女は俺を頼ってくれてるんだ」
その時、彼は初めて「彼氏としての実感」を持てたんだとか。
それから、彼女はたまに甘えるようになりました。「重いもの持って」「ちょっと抱きしめて」と。
そのたびに、彼は「俺がいる意味がある」と感じられて、もっと彼女を大切にするようになったそうです。
甘えることは、相手に「あなたが必要です」というメッセージを送ること。それは、相手にとっての「贈り物」なんですよ。
自然な猫なで声の出し方、というより、心の開き方
さて、ここからは少し実践的な話をしましょう。
ただし、これは「テクニック」じゃありません。「あなたの素直な気持ちを表現する方法」です。
まず大切なのは、二人きりの空間を大切にすること。
大勢の前で甘えた声を出すと、確かに「ぶりっ子」と思われるリスクがあります。
でも、二人きりの時なら? エレベーターの中、帰り道、電話の時。
そういう「二人だけの空間」で、素直な気持ちを出してみてください。
25歳の看護師の女性が、こんなエピソードを話してくれました。
彼女は普段、患者さんの前ではしっかりした看護師。明るくて、頼りになる存在。
でも、彼氏とのデートの帰り道、二人きりで歩いている時。彼女は自然と声が柔らかくなるんです。
「今日、楽しかったね」「またこういうデート、したいな」
そんな何気ない言葉を、柔らかい声で伝える。
彼は、その声を聞くのが大好きだと言ってくれるそうです。
「君のその声を聞くと、ああ、この子は俺といると幸せなんだなって思える。それが、すごく嬉しい」
二人だけの空間で、素直な気持ちを伝える。それだけで、十分なんです。
次に、耳元で話すという親密さ。
これは物理的な近さが、心理的な近さを生み出すということ。
騒がしいお店で、相手に何か伝えたい時。わざわざ耳元に近づいて、小さな声で伝える。
その時の声は、自然と柔らかくなりますよね。そして、その親密な距離感が、二人の心も近づける。
30歳のアパレル勤務の女性は、マンネリ化していた彼氏との関係を、この「耳元作戦」で変えたそうです。
付き合って3年。もう空気のような存在になっていた二人。
ある夜、ソファで映画を見ていた時。彼女はふと、彼の耳元に顔を近づけて、小さな声で囁きました。
「ねえ、明日はどこか行きたいな…」
声は自然と、柔らかくて、少し甘えた感じになった。
彼はびっくりして、彼女を見ました。そして、耳まで真っ赤になって、「…うん、どっか行こうか」と。
それから、二人の関係が変わったんです。もう一度、恋人同士のドキドキが戻ってきた。
物理的な距離を縮めることで、心の距離も縮まる。それを実感したそうです。
そして、最も効果的なのが「語尾だけ柔らかくする」というテクニック。
最初から最後まで猫なで声だと、確かに疲れてしまうし、不自然です。
でも、普通のトーンで話していて、お願い事の最後だけ、語尾を柔らかくする。
「この書類、チェックしてもらえる…かな?」 「明日、時間ある…?」
この「…かな?」「…?」の部分だけ、声を柔らかくする。
これだけで、相手に与える印象がガラッと変わるんですよ。
27歳の不動産営業の女性が、仕事でこれを使って成功した話があります。
彼女は大きなミスをしてしまい、いつも厳しい上司に謝罪に行かなければならなかった。
普段の彼女なら、ハキハキと「申し訳ございません!」と言うところ。
でも、その時は違いました。
普通のトーンで状況を説明して、最後に声を少し柔らかくして、「本当に申し訳なくて… 自分でも情けないです」と。
すると、いつもは鉄仮面のような上司が、優しい顔になって「誰にでも失敗はある。俺がフォローしてやるから」と言ってくれたそうです。
声の「ギャップ」が、相手の心を動かすんですね。
ここで面白い小ネタを。
ある音声心理学の研究で、「男性が最も心地よいと感じる女性の声の高さ」を調べたんです。
結果、それは「赤ちゃんの泣き声の周波数に近い高さ」だったんだとか。
つまり、男性の脳には「高くて柔らかい声=守るべき存在」という本能的なプログラムが組み込まれているということ。
だから、猫なで声が効果的なのは、テクニックというより、生物学的な理由があるんですね。
注意してほしいこと、でも自分を責めないで
ただし、注意してほしいことがあります。
同性の前で、あからさまに猫なで声を使うのは避けた方がいいでしょう。
女性は、他の女性の「計算」を鋭く見抜きます。そして、「裏表がある」と思われると、信頼を失ってしまう。
でも、これは「計算して使い分けろ」という意味じゃないんです。
自然と、好きな人の前でだけ柔らかくなる。それが本来の姿なんですよ。
また、真剣な議論や、仕事の大事な場面では、しっかりとした声で話すべきです。
猫なで声は、親密な関係性の中で、素直な気持ちを伝える時に使うもの。TPOは大切にしてくださいね。
そして、過度にアニメキャラみたいになりすぎないこと。
これは、「自然体であること」が一番大切だということ。
無理に声を作ると、それは相手に伝わってしまいます。あなたの素直な気持ちを、あなたらしく表現すること。それが一番魅力的なんです。
猫なで声は、愛のスパイス。そして、あなたの素直さの表現
さあ、ここまで色々お伝えしてきましたが、最後に一番大切なことをお話しします。
猫なで声は、「武器」じゃないんです。
それは、あなたの中にある「素直な気持ち」の表現なんですよ。
「この人に甘えたい」「この人に大切にされたい」「この人を頼りたい」
そういう純粋な気持ちが、声のトーンになって現れる。それが猫なで声の本質なんです。
だから、それを恥ずかしがる必要なんて、全くありません。
むしろ、誇りに思ってほしい。
「私は、この人の前で素直になれる」 「私は、この人を信頼している」 「私は、この人に心を開いている」
その証なんですから。
そして、もう一つ。
甘えることは、弱さじゃありません。
甘えられるということは、「この人なら受け入れてくれる」という信頼があるということ。そして、その信頼は、相手にとっての最高の贈り物なんです。
あなたが素直に甘える時、相手は「必要とされている」と感じられる。「自分には価値がある」と感じられる。
それは、お互いの絆を深める、とても大切なことなんですよ。
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