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男性のお世辞は本気?嘘?褒め言葉の真意を見抜く方法

「可愛いね」

その一言を聞いた瞬間、あなたの心はどう動きましたか。嬉しくて頬が熱くなったでしょうか。それとも「また適当なこと言って」と少し冷めた気持ちになったでしょうか。

男性から褒められたとき、その言葉をどこまで信じていいのか分からなくなること、ありますよね。私もその気持ち、よく分かります。

今日は、男性が使うお世辞の種類と、その裏にある本当の気持ちについてお話しします。この記事を読み終わる頃には、きっと褒め言葉を受け取ることがもっと楽しくなっているはずです。

まず、男性が女性に使う褒め言葉には、大きく分けて四つの種類があることを知っておいてください。

一つ目は、外見に関する褒め言葉です。「可愛いね」「その服似合ってる」「髪型変えた?すごくいいね」といった言葉がこれにあたります。初対面やデートの序盤で使われることが多く、場の空気を明るくする効果があります。

二つ目は、性格に関する褒め言葉。「君といると落ち着く」「話してると楽しい」「一緒にいると時間があっという間に過ぎる」といった言葉です。これは、相手との心理的な距離を縮めたいときに使われることが多いですね。

三つ目は、能力に関する褒め言葉。「仕事できるよね」「気配りがすごい」「料理上手だね」など、あなたのスキルや才能を認める言葉です。恋愛だけでなく、尊敬の気持ちが込められていることも多いです。

そして四つ目が、未来に関する褒め言葉。「いつか一緒に旅行したい」「君となら結婚も考えられる」「来年の今頃は何してるかな、一緒にいられたらいいな」といった言葉です。これは、お世辞というよりも本気度の高い言葉であることが多いんです。

さて、ここからは実際にあった体験談をご紹介しながら、褒め言葉の真意について深掘りしていきましょう。

ある二十代の女性の話です。彼女は友人に誘われて合コンに参加しました。会場は駅前の少しおしゃれなイタリアンレストラン。テーブルにはキャンドルが灯り、BGMにはゆったりとしたジャズが流れていました。

彼女は緊張しながらも、その日のために選んだお気に入りのワンピースを着て、いつもより丁寧にメイクをして臨みました。席に着くと、向かい側に座った男性が彼女を見て言いました。

「モデルみたいだね」

その瞬間、彼女の心臓がドキッと跳ねました。モデルだなんて、そんなこと言われたのは初めて。嬉しくて、思わず俯いてしまったそうです。「ありがとうございます」と小さな声で返事をしながら、この人、いい人かもしれない、と心のどこかで期待が膨らんでいきました。

でも、その期待は長くは続きませんでした。

合コンが進み、お手洗いに立ったとき、偶然廊下で彼が別の女性と話しているのが聞こえてきたのです。「女優みたいだね」と、さっき自分に言ったのとほとんど同じトーンで。

彼女は足が止まりました。胸の奥で、さっきまで温かかった気持ちが急速に冷めていくのを感じました。なんだ、誰にでも言うタイプだったんだ。自分が特別だと思ったのは勘違いだった。

席に戻った彼女は、もうその男性の言葉を素直に受け取ることができませんでした。「髪きれいだね」と言われても、「どうせまた誰かにも同じこと言うんでしょ」と心の中で冷ややかに返してしまう自分がいました。

この体験談から分かることがあります。外見を褒める言葉は、場を盛り上げる効果がある一方で、軽すぎると逆効果になることもあるということ。誰にでも同じことを言っていると分かった瞬間、その言葉の価値は一気に下がってしまうのです。

でも、ここで大切なことをお伝えしたいのです。彼女が傷ついたのは事実ですが、それは彼女に価値がなかったからではありません。ただ、相手がその場を楽しむことを優先するタイプだっただけ。彼女の魅力は、誰かの軽い言葉で損なわれるようなものではないのです。

次は、全く違う展開になった話をしましょう。

三十代の女性が職場で経験したことです。彼女は毎日忙しく働いていました。朝は誰よりも早く出社して、コーヒーメーカーのスイッチを入れる。昼は後輩の相談に乗りながら、自分の仕事も着々と進める。夜は残業が続いても、愚痴一つ言わずに黙々とパソコンに向かう。そんな日々を送っていました。

ある日の夕方、彼女がデスクで資料をまとめていると、同じ部署の男性が近づいてきました。彼は普段あまり話さない、少し物静かなタイプの人でした。

「あの、ちょっといいですか」

彼女は顔を上げました。なんだろう、仕事の相談かな、と思いながら。

「いつも思ってたんですけど」と彼は少し照れくさそうに言いました。「君と話すと、なんか安心するんですよね」

彼女は一瞬、言葉の意味を理解できませんでした。安心する?私と話すと?

「いや、変な意味じゃなくて」と彼は慌てて付け加えました。「なんていうか、君といると肩の力が抜けるっていうか。いつもありがとうございます」

そう言って、彼は自分のデスクに戻っていきました。

彼女は呆然としていました。外見を褒められたわけでもない。仕事の成果を評価されたわけでもない。ただ「一緒にいると安心する」と言われただけ。なのに、胸の奥がじんわりと温かくなっていくのを感じました。

その日の帰り道、彼女は駅のホームでぼんやりと電車を待ちながら、何度もその言葉を反芻していました。安心する、か。誰かにそんなふうに思ってもらえていたなんて。

それからというもの、彼女はその男性のことが少しずつ気になるようになりました。今まで意識していなかった彼の仕草や、ふとした瞬間の表情が目に入るようになって。そして数ヶ月後、二人は交際することになったのです。

この体験談が教えてくれるのは、性格を褒める言葉の持つ力です。「可愛い」と言われるよりも、「一緒にいて安心する」と言われる方が、時として心に深く響くことがある。それは、外見ではなく「あなたという存在」を認めてもらえたという実感があるからなのかもしれません。

ここで少し脱線しますが、面白い話を一つ。

私の知人の男性は、褒め言葉のストックを手帳にメモしているそうです。「今度使える褒め言葉リスト」というページがあって、そこには「笑顔が素敵」「声が落ち着く」「センスがいい」などが並んでいるのだとか。

彼曰く「いざというとき言葉が出てこないから」とのこと。でも、ある日デートでそのメモを見ながら褒めようとしたら、相手の女性に「ねえ、さっきから何読んでるの?」とバレてしまったそうです。

正直に「褒め言葉のカンペ」と白状したら、彼女は大笑い。でも意外なことに「そこまで準備してくれてたんだ」と逆に好感度が上がったとか。

褒め言葉は、完璧に決めなくてもいいのかもしれません。むしろ、一生懸命さや不器用さが伝わる方が、心に届くこともあるのでしょうね。

さて、話を戻しましょう。もう一つ、印象的な体験談をご紹介します。

交際して一年ほどになるカップルの話です。彼女は彼との関係に満足しつつも、心のどこかで「この先どうなるんだろう」という漠然とした不安を抱えていました。結婚を意識する年齢になってきて、でも彼からはそういう話が出ない。聞きたいけど、聞くのも怖い。そんなもやもやした気持ちを抱えながら日々を過ごしていました。

ある休日、二人で近所のカフェでお茶をしていたときのことです。窓際の席で、午後の柔らかい日差しが差し込む中、他愛もない会話をしていました。

「来年さ」と、彼が突然言いました。

「うん?」

「来年、一緒に海外旅行行きたいんだよね。イタリアとか、どう思う?」

彼女の心臓がドクンと大きく鳴りました。来年。一緒に。海外旅行。その言葉の一つ一つが、彼女の中でゆっくりと意味を持ち始めました。

「来年も、一緒にいてくれるってこと?」

思わず口に出してしまった言葉に、彼は少し驚いた顔をしました。そして、優しく笑いながら言いました。

「当たり前じゃん。来年も、その先も」

その瞬間、彼女の中にあったもやもやが、すっと溶けていくような感覚がありました。涙がこぼれそうになって、慌ててコーヒーカップを口元に運んで誤魔化しました。

この人は、本気で私との未来を考えてくれている。それが分かった瞬間、彼女は初めて「この人と結婚したい」と明確に思ったそうです。

未来を含む言葉は、他のどんな褒め言葉よりも強い力を持っています。「来年」「いつか」「将来」といった言葉が出てくるとき、それはお世辞ではなく、相手が本気であなたとの時間を考えている証拠なのです。

では、なぜ男性はお世辞を使うのでしょうか。その心理的な背景について少し考えてみましょう。

男性がお世辞を使う理由は、大きく分けて二つあります。一つは「場を和ませたい」という気持ち。初対面や緊張する場面で、相手を褒めることで空気を柔らかくしようとするのです。これは決して悪いことではありません。むしろ、コミュニケーションの潤滑油として大切な役割を果たしています。

もう一つは「距離を縮めたい」という気持ち。好意を持っている相手に対して、褒め言葉を使って自分の気持ちを伝えようとするのです。でも、ストレートに「好きです」とは言えない。だから、褒め言葉という形で気持ちを表現するのです。

ここで大切なのは、お世辞と本気の褒め言葉を見分けることです。そのポイントを三つお伝えしますね。

一つ目は「誰にでも言っているかどうか」。先ほどの合コンの体験談のように、同じ言葉を複数の人に使っている場合は、場を盛り上げるためのお世辞である可能性が高いです。

二つ目は「具体性があるかどうか」。「可愛いね」という漠然とした褒め言葉よりも、「今日のピアス、すごく似合ってるね。いつもと雰囲気違って素敵」という具体的な褒め言葉の方が、本気度が高い傾向があります。具体的に褒めるということは、それだけあなたのことをよく見ているということだから。

三つ目は「言葉と行動が一致しているかどうか」。「君といると楽しい」と言いながら、デート中ずっとスマホをいじっている。「大切にしたい」と言いながら、連絡は気まぐれ。そういう場合は、言葉だけのお世辞かもしれません。逆に、言葉少なでも、行動で大切にしてくれている人の方が信頼できることもあります。

さて、ここまで読んできて「じゃあ、お世辞を言われたらどうすればいいの?」と思っているかもしれませんね。

答えはシンプルです。まずは「ありがとう」と受け取ること。

お世辞かもしれないから信じない、とガードを固める必要はありません。誰かがあなたを褒めてくれたなら、それはあなたの中に褒められる何かがあったということ。たとえ相手が軽い気持ちで言った言葉だとしても、あなたの価値は変わりません。

褒め言葉は、贈り物のようなものです。中身がどんなものでも、まずは「ありがとう」と受け取る。その上で、相手の行動を見ながら、本気かどうかを判断していけばいいのです。

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