初デートが終わった夜、あなたはスマートフォンを握りしめながら、ふとため息をついていませんか。「楽しかったな」という余韻と、「次はどう誘えばいいんだろう」という不安が入り混じって、胸の奥がそわそわする。その気持ち、すごくよくわかります。
実は、2回目のデートに誘うという行為は、恋愛において最も繊細で、最も勇気がいる瞬間のひとつなんです。初対面の緊張を乗り越えて、やっと少し距離が縮まったかもしれない。でも、ここで誘い方を間違えたら、せっかく芽生えた何かが消えてしまうかもしれない。そんな恐れを感じるのは、あなたが相手のことを大切に思っている証拠です。
だからこそ、今日はあなたに伝えたいことがあります。2回目のデートに誘うことは、決して難しいことではありません。ほんの少しのコツと、相手を想う気持ちさえあれば、きっとうまくいきます。
まず最初にお伝えしたいのは、タイミングの大切さです。
初デートが終わってから、どのくらいの期間を空けて連絡するのがベストなのか。これ、実はとても重要なポイントなんです。結論から言うと、3日から1週間以内がちょうどいい。なぜかというと、初デートの楽しかった記憶がまだ鮮明に残っているからです。
人の記憶というのは不思議なもので、楽しかった出来事ほど、時間が経つにつれて細部がぼやけていきます。あの日、カフェで飲んだラテの温かさ。ふとした瞬間に目が合ったときの、ほんの少しの照れくささ。電車を降りる直前に交わした「また会えたらいいね」という言葉。これらすべてが、日を追うごとに薄れていってしまう。だからこそ、その温度感が残っているうちに、次の約束を取り付けることが大切なんです。
ただし、初デートの翌日にすぐ連絡するのは、ちょっと待ってください。早すぎると「この人、ちょっと焦ってるのかな」と思われてしまうこともあります。かといって、2週間も3週間も空けてしまうと「もしかして、私のこと興味なかったのかな」と相手に誤解されてしまう。このバランス感覚が、意外と大事だったりするんです。
ここでひとつ、私の友人の話をさせてください。
彼は大のサッカー好きで、初デートで意気投合した女性と、スタジアムで応援する約束をしていました。ところが彼、あまりにも緊張しすぎて、デート後に送ったLINEで「今度は野球を見に行こう」と書いてしまったんです。相手の女性は「え、私たちサッカーの話で盛り上がったのに」と困惑。結局、彼は慌てて訂正のメッセージを送り、なんとか誤解は解けたものの、本人は「あのときは本当に恥ずかしかった」と今でも笑い話にしています。
でもね、この失敗談には大切な教訓が隠れています。それは、相手との会話をちゃんと覚えていることの重要性です。彼の場合は単純な打ち間違いでしたが、もし本当に相手の趣味を忘れていたら、きっと2回目のデートはなかったでしょう。
相手が初デートで話していたこと、興味を示していたもの、楽しそうにしていた瞬間。これらをしっかり覚えておいて、次のデートの提案に活かす。これができると、相手は「この人、私のことちゃんと見てくれてたんだ」と感じてくれます。
たとえば、初デートでカフェ巡りが好きだと言っていた相手には「この前話してたカフェ、調べたら今月限定のメニューがあるみたい。今度一緒に行ってみない?」と誘う。映画の話で盛り上がったなら「あの映画、来週から公開だって。一緒に観に行こうよ」と提案する。相手の好みを反映した誘い方は、それだけで特別感が生まれるんです。
では、具体的にどんな言葉で誘えばいいのか、もう少し掘り下げてみましょう。
誘い方には大きく分けて「提案型」と「確認型」の2つがあります。
提案型というのは「今度、新しくできたイタリアンに行ってみたいんだけど、一緒にどう?」というように、具体的なプランを提示するやり方です。この方法の良いところは、相手が「うん、いいね」と答えやすいこと。選択肢がはっきりしているので、相手も判断しやすいんです。
一方、確認型は「来週末、空いてる日ある?」というように、まず相手のスケジュールを確認するアプローチ。これは、相手の都合を優先している姿勢が伝わるので、押しつけがましくならないのがメリットです。
どちらが正解ということはありません。相手の性格や、あなたとの関係性によって使い分けてみてください。積極的なタイプの相手なら提案型が響くかもしれないし、慎重なタイプの相手なら確認型のほうが安心してもらえるかもしれません。
そしてもうひとつ、とても効果的なテクニックがあります。それは、初デートの最中に「布石」を打っておくこと。
デート中、会話が盛り上がったタイミングで「次は海の見えるレストランにも行ってみたいな」とか「今度は夜景がきれいな場所に連れて行ってあげるよ」と、さりげなく次の約束を匂わせておく。これをやっておくと、実際に誘うときのハードルがぐっと下がります。相手も「ああ、あのとき言ってたやつだ」と自然に受け入れやすくなるんです。
さて、ここからは実際にあった体験談をいくつかご紹介しますね。
ある男性は、初デートで相手の女性が「最近、韓国映画にハマってるんだ」と言っていたのを覚えていました。デート後、話題の韓国映画の公開日が近いことを知った彼は、「この前話してた韓国映画、来週から始まるみたい。よかったら一緒に観に行かない?」とLINEを送りました。女性は「私の話、ちゃんと覚えてくれてたんだ」と嬉しくなり、二つ返事でOK。2回目のデートは大成功でした。
また、別のケースでは、女性のほうから誘ったパターンもあります。初デートでスイーツの話題になり、男性が「パンケーキが好きなんだよね」と言っていたのを覚えていた彼女。数日後、「この前話してたパンケーキのお店、見つけたよ。今度一緒に行ってみない?」と提案しました。男性は「自分の好みを覚えていてくれた」ということに感動し、すぐにデートの日程が決まりました。
これらの成功例に共通しているのは、相手の言葉をちゃんと聞いていて、それを次につなげたということ。特別なテクニックがあるわけではありません。ただ、相手に関心を持って、その関心を行動で示しただけなんです。
逆に、失敗してしまったケースもあります。
ある男性は、初デートがとても楽しかったにもかかわらず、仕事が忙しくてなかなか連絡できませんでした。気づけば2週間以上が経過。ようやく「また会いたいな」とメッセージを送ったところ、相手からは「ごめんね、もう気持ちが落ち着いちゃって」という返事が返ってきました。
彼は後から振り返って、こう言っていました。「あのとき、たった一言でいいから、もっと早く連絡していれば。忙しいなら忙しいで、それを伝えればよかった」と。
この失敗談が教えてくれるのは、タイミングを逃すと、どんなに楽しかった初デートの記憶も、徐々に色あせてしまうということ。相手の心の中で、あなたの存在感がどんどん薄くなってしまう前に、次の一歩を踏み出すことが大切なんです。
さて、誘うときに使える、ちょっとしたコツをいくつかお伝えしますね。
まず、候補日を複数提示すること。「来週の土曜日、空いてる?」と聞くよりも「土曜か日曜、どっちがいい?」と選択肢を与えたほうが、相手は答えやすくなります。一つの日程を指定すると「その日はちょっと」と断られる可能性がありますが、選択肢があれば「じゃあ日曜日なら」と前向きな返事がもらいやすいんです。
次に、軽い理由を添えること。「この前のお礼に、今度はご飯奢らせて」とか「前から気になってたお店があるんだけど、一人だと入りづらくて」といった理由があると、誘われる側も「じゃあ付き合ってあげようかな」と思いやすくなります。誘う側の心理的ハードルも下がりますし、一石二鳥ですね。
そして、時には素直に気持ちを伝えることも大切です。「また会いたいと思ってる。次も一緒に出かけてくれたら嬉しい」と正直に言葉にする。回りくどい言い方よりも、ストレートな気持ちのほうが相手の心に響くこともあります。
もちろん、勇気がいることです。「断られたらどうしよう」という不安は、誰だって感じます。でもね、考えてみてください。初デートに来てくれた時点で、相手はあなたに興味を持っているんです。わざわざ時間を作って、あなたと会うことを選んでくれた。それって、すごいことじゃないですか。
だから、自信を持って誘ってみてください。あなたには、その価値があります。
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